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主婦のための Excel 入門講座

(Excelでカレンダーを作ろう)

第2回 文字の編集

今回の主な内容 
Step3 文字の編集
 (1) Excel のメニュー
 (2) 範囲選択の方法
 (3) 文字の編集をするためのアイコン
 (4) 文字を編集するためのメニュー
 (5) カレンダーのタイトル文字の編集
 (6) カレンダーの曜日と日付の編集


Step3 文字の編集

(1) Excel のメニュー
Shun:今回は、カレンダーの文字を編集する方法を説明するんだけど、シート上でいろいろな作業をするには、まず、メニューの使い方を知っておく必要があるね。

優子:それはそうよね。パソコンに自分のしたいことをチャンと教えてあげないと、何もできないものね。
 
Shun:第2回でも少し話したけど、Exce のメニューには、文字で書かれたメニューと絵ボタン(アイコン)のメニューがあるんだったね。実は、もう一つ便利な「ショートカットメニュー」というメニューがあるんだ。何はともあれ、現物を見てみよう。

 これは、画面の上の方にある文字のメニュー。これから「メニュー」と言うときはこのメニューだと思ってね。
 左図のメニューの「書式」という文字をクリックすると、またメニューが出てくる。右端に三角の黒いマークがある項目には、さらにメニューがあるんだ。
 例えば、「行(R)」をクリックすると右にあるメニューが表示される。

 メニューの下にある絵文字ボタン(アイコン)の上にマウスを置いて 1 〜 2 秒するとアイコンの説明が出てくる。
 左図は、 ボタンの上にマウスを置いたときに出てくる説明を表示したものだけど、「昇順で並び替え」って書いてあるね。こうしてくれるとボタンの意味がよく分かるね。

 Excel の画面上のどこかを右クリックすると、「ショートカットメニュー」というメニューが出てくる。
 メニューの項目内容は場所によって違うんだけど、右クリックした部分で操作することができる内容が表示されているんだ。
 このメニューは、あまり複雑なことはできないけれど、便利な機能だから覚えておいたほうがいいね。
 左図はシート左下隅にある三角のボタンを右クリックしたときに表示されるメニューで、シートが沢山あるとき簡単にシートを選択するためのものだよ。いろんな場所で試してみて。

優子:ショートカットメニューって、なんだか便利そうな感じがする。右クリックする場所は画面のどこでもいいの?

Shun:そうだよ。場所によっては出ないところもあるけど、とにかく一般的な操作をする場合だったら大抵のことはショートカットメニューで間に合ってしまう。
 もし、ショートカットメニューに自分のやりたい項目が無いようだったら、メニューやアイコンで探せばいいんだ。


(2) 範囲選択の方法 
Shun:それじゃ、次は、操作する場所を決める方法の説明をしよう。つまり、範囲選択だね。範囲には、セル・行・列単位で選択することができるんだ。そのほかに、シート全体を一度に選択することもできるよ。

 選択方法は、一つのセル・行・列と複数のセル・行・列とではやり方が違うし、連続しているセル・行・列か、飛び飛びのセル・行・列かによっても違うんだ。
 
 1 つのセルを選択する場合は該当のセルをクリックすればいいね、1 行全体を選択する場合は行番号、1 列全体を選択する場合は列番号をクリックするんだよ。

 セル・行・列が連続している複数の範囲を選択する場合は、選択範囲の端から端までをドラッグすれば選択できるんだ。ドラッグは前回やったよね、覚えてる? 選択範囲の端から端までを、マウスの左ボタンを押しながらマウスをずらしていくんだったね。

 セル・行・列が飛び飛びにある複数の範囲を選択する場合は、最初のセル・行・列を選択するときだけクリック(一つのセル・行・列のとき)またはドラッグ(連続した複数のセル・行・列のとき)して、次のセル・行・列のからは「Ctrl」キーを押しながらクリックまたはドラッグすれば選択することができるんだ。

 いま言ったことを図で説明するね。図でセルの色が青っぽくなっているところが選択した結果で、行番号や列番号が黒っぽくなっているところは、そこの行や列全体を選択しているってことを意味しているんだ。

 セル範囲の選択。まず、A1からF1までをドラッグ。次からは、「Ctrl」キーを押したまま、A3をクリック、C3からD3 までをドラッグ、F3をクリックする。

 行範囲の選択。まず行番号 1 をクリック。次からは、「Ctrl」キーを押したまま、行番号 3 から 4 までをドラッグ、行番号 6 をクリックする。

 列範囲の選択。まず列番号Aをクリック。次からは、「Ctrl」キーを押したまま、列番号CからDまでをドラッグ、列番号Fをクリックする。

 行番号「 1 」の上(列番号「 A 」の左)の何も書いてない部分があるでしょ、この場所のことを「全セル選択ボタン」って言うんだけど、ここをクリックすればシート全体を一度に選択することができるよ。

優子:先生、「Ctrl」キーを押しながら、クリックやドラッグをするのは、"飛び飛びの範囲を選択しますよ"ってパソコンに教えてるのね。

Shun:う〜〜ん。まあそうともいえるけど、正しく言うとね、範囲選択がされている状態で他のどこかのセルをクリックやドラッグをすると、選択結果が解除されてしまうんだ。

 ところが、「Ctrl」キーを押してながら、セル・行・列をクリックやドラッグしたときは、"「Ctrl」キーが押される直前に選択した範囲に続いて範囲選択を実行してますよ" という意味になるんだ。
 
 だから、飛び飛びの範囲を選択するときは、最初に選択する範囲だけ「Ctrl」キーを押さずに選択して、次の範囲を選択するときから「Ctrl」キーを押すんだね。わかった?

優子:そうすると、ほんとに選択したい範囲で初めからCtrl」キーを押して選択した場合、その前にカーソルがあったところの全然関係ないセルなんかも選択されてしまうわけね。気を付けなきゃ。(゚ー゚)(。_。)ウンウン

Shun:その通り。理解したようだから次へ進もう。


(3) 文字の編集をするためのアイコン
Shun:いよいよ今回の本題に入るよ。これから文字の形を変えたり、太さ、サイズ、色などの指定をする方法を説明するね。
 下の表は、文字の編集に関係するアイコンを切り取って並べたものだよ。ボタンの名前と機能を書いておいたから、よく読んでね。


文字の編集をするためのアイコン

番号 名  前 機          能
(1) フォント 文字の種類。ボックス右端の▼ボタンをクリックすると文字種類の名前一覧が表示されます。
(2) フォントサイズ 文字の大きさ。ボックス右端の▼ボタンをクリックするとサイズ一覧が表示されます。単位は「ポイント」。
(3) 太字 文字を太くします。
(4) 斜体 文字がイタリック体になります。
(5) 下線 文字の下に線を引きます。
(6) 左揃え 文字の先頭をセルの左端に揃えて表示します。
(7) 中央揃え 文字をセルの中央に表示します。
(8) 右揃え 文字の末尾をセルの右端に揃えて表示します。
(9) セルを結合して
中央揃え
選択されたセルを結合して、文字をセルの左右中央に表示します。
(10) フォントの色 文字の色。ボックス右端の▼ボタンをクリックすると文字色の一覧(カラーパレット)を表示します。


(4) 文字の編集をするためのメニュー
Shun:アイコンボタンを使わないで文字の編集をするには、メニューの「書式(O)」をクリックして、次のメニューで「セル(E)」をクリックすると「セルの書式設定」というウインドウが表示されるから、ここでいろいろな指定をするんだ。


Shun:このウインドウで文字の編集に使うのは、「表示形式」「配置」「フォント」と書いてあるパネルなんだ。指定の内容と方法はここに詳しく書いておいたから、参考までに見ておいてね。

 言い忘れたけど、「ショートカットメニュー」からもこのウインドウを呼び出すことができるよ。まず、文字を編集する範囲を選択しておいて、その範囲内で右クリックするとショートカットメニューが表示されるから、「セルの書式設定(F)」をクリックする。

優子:Excel って、同じことをいろんな方法でできるのね。でも、わたし、どの方法がいいか迷っちゃうなぁ。┓(´_`)┏

Shun:最初はメニューやアイコンを使って操作した方がいろんなメニューの内容を覚えることができるからいいと思うけど、ある程度 Excel に慣れてきたらショートカットメニューを使った方が早くて簡単かもしれないね。


(5) カレンダーのタイトル文字の編集
Shun:さて、今度は実際に文字の編集をしてみよう。まずはタイトル文字の年月の編集から始めるよ。とりあえず、セルの結合からやってみよう。

 操作をするときは、まず、範囲選択をするんだったね。セル「B14」から「H15」までを選択してみて。下図のようになったかな?

上図は選択前、下図は選択後の状態


Shun:次に、メニューの「書式(O)」→「セル(E)」を選択して、「セルの書式設定」ウインドウの「配置」パネルをクリックして、下図のように指定する。

上図の指定をするとセルが結合されて、文字が上下左右の中央に配置される。


Shun:次に文字の種類・サイズ・色の指定をしよう。範囲が選択されたままの状態で、メニューの「書式(O)」→「セル(E)」を選択して、「セルの書式設定」ウインドウの「フォント」パネルをクリックして、下図のように指定する。

上図の赤枠で囲ったところをクリックして文字の書式を設定します。

Shun:これで、タイトルの編集はおしまい。どうだった? どこか分かりにくいところあったかな?

優子:ううん、よく分かるよ。アイコンだといろいろのボタンで操作しないといけないけど、メニューだといっぺんに指定できていいね。文字の編集はいままでの 2 つのパネルでほとんどできそうね。

Shun:そうだね。一度にいろいろやりたいときは、メニューで操作した方がいいし、たとえば文字の大きさだけを指定するときなんかはアイコンボタンでやった方が簡単だよね。場合によって使い分けるといいね。


(6) カレンダーの曜日と日付の編集
Shun:それじゃあ今度は、曜日と日付の編集だよ。操作する内容は、文字の大きさと、太さ、色の指定。さっきはメニューでやったから、今度はアイコンボタンを使ってやってみようね。

優子:大丈夫かなぁ。そんなに一度に覚えられるかしら。

Shun:今回はこれでおしまいだからもう少し頑張って。初めから全部覚えようとしなくても、メニューやアイコンの使い方さえ分かれば応用が効くようになるし、忘れてしまったときは、とりあえず右クリックでショートカットメニューを呼び出せばいいんだから。

優子:それもそうね。うん、ちょっと元気がでてきたわ。\(^o^)/

Shun:現金なんだから、もう・・・ ≧(´▽`)≦アハハハ
じゃあ、始めるよ。まず文字の大きさ、太さ、セルの中での位置の指定からね。
まず、曜日と日付の範囲を選択してから、下図の操作をする。

文字サイズの指定
 「フォントサイズ」アイコンボタンの右端にある▼ボタンをクリックすると文字サイズ一覧のリストが表示されるから、「12」をクリックします。
太字の指定
 「太字(B)」のアイコンボタンをクリックします。
セル内での文字の配置を左右中央に指定
 図の右端の赤枠で囲った部分(中央揃え)をクリックします。

以上の指定をすると曜日、日付欄が下図のようになります。


優子:アイコンボタンでやっても簡単にできるのね。感心しちゃった。(゚ー゚)(。_。)ウンウン

Shun:では、最後に、文字に色を付けよう。やっぱり、日曜日は赤色、土曜日は水色がいいね。まず、日曜日の欄の曜日と日付部分を選択して。下図のアイコンボタンをクリックするだけなんだ。それから、同じように、土曜日の欄の曜日と日付部分を選択してアイコンボタンで色を指定する。これも簡単だね。

文字色の指定
 色を指定する範囲を選択してから、「フォントの色」アイコンボタンの右にある▼ボタンをクリックすると左図のようなカラーパレットが表示されるので、日曜日のときは赤色、土曜日のときは水色のマークをクリックする。

下図は、セルの文字に色を付けたところ


Shun:これで今回は終わり。優子さん、どうもお疲れ様でした。

優子:だんだんカレンダーらしくなってきて嬉しい気分。(〜^^)〜 (〜^^)〜 先生、ありがとうございました。この先が楽しみ。

Shun:次の回は、セルの背景に色をつけたり、罫線を引いたりするセルの編集と、カレンダーに写真を貼り付ける方法について説明する予定だよ。それでカレンダーは出来上がりというわけ。何度も言うようだけど、復習しといてね。

優子:は〜〜い。わっかりましたぁ。



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