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主婦のための Excel 入門講座

(Excelでカレンダーを作ろう)

第3回 セルの編集

今回の主な内容
Step2の忘れ物
 (1) 文字の入力方法
 (2) 文字の修正方法
 (3) データ入力時のカーソル移動
Step4 セルの編集
 (1) セルに背景色を付ける
 (2) セルに網掛けをする
 (3) セルに罫線を引く
 (4) 列の幅を調整する
 (5) 行の高さを調整する
Step5 カレンダーに写真を貼り付ける


Step2の忘れ物

Shun:今回のテーマに入る前に、第4回の Step2 で、大事な忘れ物をしちゃったからここで文字の入力方法と修正方法、データを入力するときのカーソルの移動についてちょっと補足しておくね。どうもオッチョコチョイでいけないなあ。

優子:そうだったの。全然、気にしてなかったわ。だって、ちゃんとカレンダーの文字は入力できてるもん。

Shun:そうなんだけど、これから Excel を使っていくためには、知っていなければいけないことだからね。

優子:はい。わかりました。

(1) 文字の入力方法
Shun:まず、文字の入力方法について説明するね。
 Excel の入力データには、文字列、数値のほか、日付、時刻などがあるんだ。数値の場合には、最初に「0(ゼロ)」がある数値や分数、( )付き数値など、入力内容によっては意図した通りに表示されないものもあるから注意しないといけないんだよ。
 
 また、日付、時刻もコンピュータの中では「シリアル値」という数値として扱われるので、セルの表示形式を正しく指定しないと考えた通りには表示されないんだ。
 
 下の図は、文字の種類ごとの入力方法を表にしたものだよ。この他にも、便利な文字の入力方法があるから、詳しいことはここを見ておいてね。

入力データの種類 入力例 入   力   方   法

文 字 列

名古屋市 文字列をそのまま入力します。
数値 一般の数値 123 数値をそのまま入力します。
最初に0が付くとき '0123 数値の最初に「'(アポストロフィ)」を付けると文字列として認識します。
最後に0が付くとき 123.00 小数点などの場合は、表示形式で桁数・表示方法を指定します。
分数 '3/4 分数の最初に「'(アポストロフィ)」を付けると文字列として認識します。
( )付き数値 '(5) 最初に「'(アポストロフィ)」を付けると文字列として認識します。
日付 和暦入力 H13.12.15 年の前に元号イニシャル(M、T、S、H)を付けます。
西暦入力 2001/12/15 年月日を「/(スラッシュ)」で区切ります。
時刻 24時間入力 16:40:15 時分秒を「:(コロン)」で区切ります。
コメント   セルを右クリックして「コメントの挿入」で入力します。
数 式 = 計算式 「数式の編集」ボタンをクリックしてから入力します。

シリアル値について

 Windowsでは、日付は1900年1月1日を1とする経過日数を整数部の数値として、また、時刻は24時間を 1 とした経過時間の割合(午前0時からの経過秒数を24時間の秒数・86400秒で除した数値)を少数部として認識しています。これを「シリアル値」と呼んでいます。

 西暦2000年1月1日の正午をシリアル値で求める計算は次のとおりです。

日付の計算 
 西暦2000年は西暦1900年から100年経過(365日*100年=36,500日)
 この間、閏年が26回だから  36,500+26=36,526日
           
時刻の計算  
 正午は、午前0時から12*60*60=43,200秒経過
 24時間は、24*60*60=86,400秒だから  43,200秒/86,400秒=0.5
           
結   果 36,526+0.5=36,526.5 という数値になります。


(2) 文字の修正方法
Shun:次は、文字を間違えたときや、後から修正するときの方法だよ。
データの修正は、セルでも数式バーでもどちらでもできるんだ。下の図で、上半分が数式バーで、下半分がセル。これは知ってるよね。

優子:セルの呼び方は知ってるけど、数式バーってどうだったかなぁ、確か見たことあるような・・・。でも、画面の特定の場所の呼び名なんでしょ?了解。


Shun:セルの中で修正するときは、まず、修正するセルをダブルクリックすると修正可能な状態になるんだ。クリックしただけで何か文字を入力すると、それまで入力されていた文字が全部消えてしまうから気を付けてね。

優子:えっ! 恐いわね。間違って消してしまったらどうすればいいかしら。

Shun:心配すること無いよ。文字の修正のときに限らず、Excel の操作を間違えたときはね、アイコンの「元に戻す」ボタンをクリックするだけで、簡単に戻るから。下図が「元に戻る」ボタンだよ。


優子:聞いておいてよかった。

Shun:話を元に戻して、数式バーで修正するときはね、修正するセルをクリックすると、数式バーにデータが表示されるから、そこで修正するんだ。

 修正方法は、セルの中でも数式バーでも同じだから、まとめて表にしておいたのでよく見ておいてね。

(1) 文字の一部分を修正
文字の部分修正 修正する文字をドラックして正しい文字を入力します。
文字の一部を消去 消去する文字をドラッグして「Delete」キーまたは「Space」キーを押します。
カーソルの前の文字を消去 消去する文字の後ろでクリックして、「BackSpace」キーを消去文字数分押します。
カーソルの後の文字を消去 消去する文字の前でクリックして、「Delete」キーを消去文字数分押します。
文字の挿入 挿入位置でクリックして、文字を入力します。
(2) 文字の全部を修正
セル内で修正する セルをクリックしてそのまま正しい文字を入力します。
数式バーで修正する 文字をすべてドラッグしてそのまま正しい文字を入力します。


(3) データ入力時のカーソル移動
Shun:今度は、データを入力後のカーソルの移動方向と、リストの範囲内でカーソルを一瞬にしてリストの先頭行や最終行などへ移動させる便利な方法を紹介しよう。

 普通は、セルでの入力を終えたら「Enter」キーを押すけど、「Tab」キーを押してもカーソルが移動するんだ。また、二つのキーを同時に押すことによって、通常とは違う動きをさせることもできるんだ。

 下の図は、カーソルを移動させるいろいろな方法を表にまとめたもので、知ってると便利だから覚えておくといいよ。

(1) 通常の移動方向
 カーソルは、既定値のままでは下記のように移動します。
「Enter(Retuen)」キーを押したとき 下方向に移動します。
「Enter」キーと「Shift」キーを同時に押す 上方向に移動します
「Tab」キーを押す 右方向に移動します。
「Tab」キーと「Shift」キーを同時に押す 左方向に移動します
(2) リスト範囲の先頭行・最終行または先頭列・最終列にカーソル移動
「Ctrl」キーと「」矢印キーを同時に押す カーソルがある行の右端列に移動
「Ctrl」キーと「」矢印キーを同時に押す カーソルがある行の左端列に移動
「Ctrl」キーと「」矢印キーを同時に押す カーソルがある列の先頭行に移動
「Ctrl」キーと「」矢印キーを同時に押す カーソルがある列の最終行に移動
「Ctrl」キーと「Home」キーを同時に押す リスト範囲の左上隅(A1)に移動
「Ctrl」キーと「End」(「Fn」キーが必要な
場合もある)キーを同時に押す
リスト範囲の右下隅のセルに移動

優子:こんな便利な方法があるなんて、ちっとも知らなかった。友達にも教えてあげようかなぁっと。


Step4 セルの編集

(1) セルに背景色を付ける
Shun:ようやく今回の本題に入れるね。どうもお待ちどうさま。
 
優子:いよいよカレンダー作りも大詰めね。早く完成品がみたいなあ。

Shun:では、セルの背景に色をつけてみよう。色を付ける方法には二通りあって、一つはアイコンボタンを利用する方法、もう一つはメニューを使う方法だよ。
まず、簡単なアイコンボタンの方法からやってみよう。

 まずは、曜日と日付が入力されているセルを選択してみて。セル「B16」から「H21」までをドラッグするんだったね。

優子:はい、できました。

Shun:そうしたら、アイコンボタンの「塗りつぶしの色」の右にある小さな▼ボタンをクリックして、左下図のようにパレットが表示されたら、好きな色を選んでクリックしてみて。ただし、あまり濃い色だと文字がみ見にくくなるから、薄い色の方がいいよ。


Shun:僕は、薄い黄色を選んだから右上図のようになった。ちょっと感じいいでしょ。
優子:偶然だけど先生と同じ色を選んだ。私もセンスいいのかな (*^。^*)


(2) セルに網掛けをする
Shun:それじゃ、タイトル部分(年月の部分)に色と網掛けを付けるよ。今度は、ショートカットメニューでやってみようね。

 ショートカットメニューを表示するには、範囲選択をしてから、選択範囲内のどこかを右クリックするんだ。選択範囲外でクリックしたり、右クリックすると選択が解除されてしまうから、注意してね。


Shun:タイトル部分を右クリックして、ショートカットメニューが出てきたらら、「セルの書式設定(F)」をクリックすると上図のウインドウが表示されるね。これを「セルの書式設定」ダイアログボックスっていうんだ。そしたら「パターン」パネルを選択する。

 画面の左側ある色のパターンは、セルの背景色を指定するためのものなんだ。さっきやった操作と同じことができるってわけ。それぞれの色をクリックすると、「サンプル」欄に選択した色が表示されるよ。試してみて。

優子:ほんとだ、おもしろーい。

Shun:色のパターンの下にある「パターン(P)」と書かれた文字の右にある白いボックスは、セルに網掛けをするためのものなんだ。白いボックスの右にある▼ボタンをクリックすると、下図のようになる。


Shun:図の上にある3行6列の模様が網掛けの種類で、その下にある色のパターンは網掛けの模様の色だよ。網掛けを指定するには、網掛けの模様をクリックしてから、色をクリックする。指定した結果は、さっきの「サンプル」欄で見ることができるよ。

優子:網掛けの模様と色の組み合わせによっては、セルの背景色だけとはちょっとちがった変化のある色になる。なかなかいいわね。(゚ー゚)(。_。)ウンウン

Shun:じゃあ、僕のカレンダーの結果を見てみよう。キレイだね。



(3) セルに罫線を引く
Shun:さてと、カレンダーのタイトル、曜日と日付欄に罫線をつけてみよう。罫線もアイコンによる方法とメニューによる方法がある。例によって図から始めよう。


Shun:罫線設定範囲を選択してから、「罫線」アイコンボタンの右にある小さな▼ボタンをクリックして、上図の罫線の設定位置と種類を表すパレットが表示されたらクリックすれば OK。ただ、これだと罫線の色や太さの指定が自由に出来ないのが欠点だね。

Shun:じゃあ、この方法でタイトルの外枠の罫線を引いてみよう。
優子:はあ〜〜い。

Shun:返事がいいね。とりあえず、タイトル部分をクリックしてから「罫線」アイコンをクリックして、パレットの中から細い四角い枠線(上図の最下行、右から2番目のボタン)のボタンをクリックしてみて。

優子:あっ、黒い線がタイトルの周りに引けた。ほんとに簡単。


Shun:今度は、メニューの方法で罫線を引くときのやり方を説明しよう。
 さっきと同じように、まず、罫線引く範囲を選択する。選択範囲内で右クリックして、ショートカットメニューが出てきたら、「セルの書式設定(F)」をクリックして「セルの書式設定」ダイアログボックスの「罫線」パネルを選択する。


Shun:上図の赤枠の横に、(1)〜(5) までの番号が振ってあるけど、罫線を引くための処理順序と機能を表しているんだよ。表にして説明するね。
番号 指定内容 指   定   方   法
(1) 罫線の種類と太さ  赤枠内の罫線サンプルをクリックして罫線の種類と太さを選択します。
(2)  白いボックスの「自動」と書かれた右の▼ボタンをクリックすると、色のパレットが表示されるので、指定する色をクリックします。
(3) 罫線の設定位置  それぞれのボタンが罫線の配置位置を表しています。
このボタンを使用せず、プレビュー枠内だけでも罫線を設定することができます。

ボタンの下に文字が書かれているのは、次の意味を表しています。

内側(I)・・選択範囲の内側に含まれる罫線(縦・横)を一括設定するときにクリックします。
外枠(O)・・選択範囲の外枠罫線を一括設定します。
なし(N)・・選択範囲内の罫線をすべて消去します。

 なお、内側と外枠を異なる種類・色で罫線設定するときは、個々に罫線の太さと色を指定してから「内側」または「外枠」ボタンをクリックします。
 その他のボタンについても同様です。
(4) プレビュー枠  白い枠内がプレビュー枠です。上図では、外枠の中に縦横十文字に線が引かれています。縦線・横線がそれぞれ選択範囲内の縦線・横線を表しています。

 それぞれの線の位置をクリックして、罫線が引かれれば設定、罫線がなくなれば消去を意味します。また、「文字列」と書かれた辺りをクリックすると斜め罫線の設定・消去ができます。

 枠線の上下左右の線、あるいは、縦線・横線を異なる罫線で設定することができます。この場合も、個々に罫線の太さと色を指定してから、プレビュー枠内で罫線設定位置をクリックします。

 たとえば、選択範囲内の縦線を細実線の黒色、横線を極細線の青で設定する場合は、次のようにします。

(縦罫線の設定)
1.スタイル(S)欄罫線の左側の一番下の罫線をクリック
2.色(C)で「自動」を指定
3.プレビュー枠内の真中よりやや上または下をクリックすると縦罫線が引かれます

(横罫線の設定)
4.スタイル(S)欄罫線の左側の一番上(「なし」の文字の下)の罫線をクリック
5.色(C)で「青色」を指定
6.プレビュー枠内の真中よりやや左または右をクリックすると縦罫線が引かれます
(5)  OK ボタン 罫線設定の指定が完了したときクリックします


Shun:ちょっと難しかったかなぁ。結果を恐れずにいろいろ試してみることが大事だよ。罫線を引くときは、プレビュー枠で確認できるから、線の種類や色を変えたり、どこをクリックすると罫線がどうなるかを良く見ておくことだね。

優子:うん、プレビュー枠内の罫線と、実際にシートで引かれる罫線がどうなるかがよく分からないけど、なんとかやってみる。

Shun:そうだね、プレビュー枠ではすべての罫線が見えるわけじゃないから、分かりにくいかもしれないね。でも、失敗を恐れずにやってみて。変だったら「元に戻す」ボタンをクリックすればいいんだから。

優子:それもそうね。何事も、チャレンジね。

Shun:そうそう。なにはともあれ、実際にやってみよう。曜日と日付欄の外枠を細線で色を濃紺にして、中側の縦横線は極細線で色は薄い灰色にしよう。あまり罫線が目立たない方がよさそうだから。ステップが長いから箇条書きにして説明するね。

(曜日・日付欄の罫線設定)
1. 曜日・日付が入力されている範囲を選択する(セルB16からH21をドラッグする)
2. 選択範囲内で右クリックして、ショートカットメニューの「セルの書式設定(F)」をクリックする。
3. 「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されたら「罫線」タブ(パネルの見出し)をクリックする。
4. 「スタイル(S)」欄の罫線一覧の中で細実線(左側にある罫線の一番下の罫線)をクリックする。
5. 「色(C)」の下の白いボックスの▼ボタンをクリックして、色のパレットを表示し、濃紺の色ボタン(紺色ボタンの上から2つ目)をクリックする。(罫線一覧の罫線が指定した色に変わる)
6. 「外枠(O)」ボタンをクリックする。(「プレビュー枠」に外枠の罫線が表示される)
7. 「スタイル(S)」欄の罫線一覧の中で極細実線(左側にある罫線の一番上の罫線)をクリックする。
8. 「色(C)」の下の白いボックスの▼ボタンをクリックして、色のパレットを表示し、灰色の色ボタン(灰色ボタンの上から3つ目)をクリックする。(罫線一覧の罫線が指定した色に変わる)
9. 「内側(I)」ボタンをクリックする。(「プレビュー枠」に縦横の罫線が表示される)
10. 「OK」ボタンをクリックして終了。


Shun:上図が完成したカレンダーのイメージだよ。このようにできたかな?

優子:先生に教えていただいたとおりにやったら、ちゃんとできました。罫線を引くときは、種類を決めて、色を選択して、どこへ引くかを指定すればいいのね。手順さえ間違わなければそれほど難しくないんだ。

Shun:うん。あとは、プレビュー枠で罫線を消去したり設定したりすることを覚えればどんな複雑な罫線だって引くことができるようになるから練習しておくといいよ。


Shun:さて、今度は何をやるんだったっけ、あっ、列の幅や行の高さの調整だったね。そうそう、これをやらないと用紙にちゃんと収まらないからね。
 列幅や行高を拡げたり狭めたりするには、ドラッグによる方法とメニューによる方法がある。それぞれのやり方をみてみよう。

(4) 列の幅を調整する
Shun:最初に列幅のドラッグによる調整方法から説明するね。下の図を見て。


Shun:ドラッグによって列幅を拡げたり狭めたりするときは、調整したい列の右側の列との境界にマウスポインタを合わせるとマウスが「+(プラス)」の形になるので、右方向へドラッグすると列幅が拡がり、左方向へドラッグすると列幅が狭くなるんだ。

 左上図は、A列とB列を一度に列幅変更する方法で、予め A・B 列を選択しておいてから B列の右にマウスポインタを合わせてドラッグする。右上図は、B列だけの列幅変更をする方法で、列の選択をしないでドラッグする。簡単だね。

優子:マウスポインタの形が変わってからドラッグするのがポイントみたいね。これシャレかな?(笑)

Shun:次は、メニューによる列幅の調整。まず、調整したい列番号をクリックまたはドラッグして、選択範囲内で右クリックするとショートカットメニューがでてくるから「列の幅(C)」をクリックする。下図の「列幅」のボックスで列幅を指定して終わり。

 



(5) 行の高さを調整する
Shun:今度は、行の高さの調整。まず、図を見てね。



Shun:ドラッグによって行の高さを拡げたり狭めたりするときは、調整したい行の下側の行との境界にマウスポインタを合わせるとマウスが「+(プラス)」の形になるので、下方向へドラッグすると行高が拡がり、上方向へドラッグすると行高が狭くなるんだ。

 左上図は、1行目から3行目までを一度に行高変更する方法で、予め 1〜3行を選択しておいてから 3行目の下にマウスポインタを合わせてドラッグする。右上図は、3行目だけの行高変更をする方法で、行の選択をしないでドラッグする。列幅の変更のときとほとんど同じだね。

優子:そうね、調節する場所が列と行との違いがあるだけで、操作方法は同じなのね。

Shun:次は、メニューによる行高の調整。まず、調整したい行番号をクリックまたはドラッグして、選択範囲内で右クリックするとショートカットメニューがでてくるから「行の高さ(R)」をクリックする。下図の「行の高さ」ボックスで行高を指定して終わり。

 


Shun:そういえば、カレンダーをハガキの大きさにしたいって言ってたね。ハガキだと、列幅は 5.5、行高は 20 ぐらいがちょうどいいと思う。
 
 言い忘れてたけど、いま作っているカレンダーのシート上の領域は、写真を貼り付ける部分も含めて、セル B5 から H22 までの範囲のつもりだから、列幅・行高の調整もその範囲で指定する必要があるね。

 A4用紙とかほかの大きさにしたい場合は、文字の大きさとか列幅、行高を見栄えがいいように変えてレイアウトしてみてね。


Step5 カレンダーに写真を貼り付ける

優子:先生、いよいよ写真を貼りつけてカレンダーの出来上がりね。写真をいろいろ変えれば友達ごとにいろいろ違ったカレンダーをあげることができるよね。

Shun:写真や絵を貼り付けるのは本当に簡単だから、誰にでもできるよ。だって、写真が保存されているファイルを選択するだけなんだから。

優子:え〜〜っ、そんなに簡単にできるの? Excel のシートに貼り付けるんでしょ、なんかいろんなことしなきゃいけないと思ってたから・・・

Shun:まっ、何はともあれ、やってみればわかることだから。
 写真や絵を貼り付けるときは、写真や絵の左上端となるところのセルをまずクリックして、メニューの「挿入(I)」を選んで次に出てきたメニューで「図(P)」をクリックする。
 次のメニューで「ファイルから(F)」をクリックする。要するに下の図のようにメニューを選択するわけ。


Shun:そうすると下図の「図の挿入」ダイアログボックスが表示されるから、貼り付けたい写真や絵のファイル名をクリックする。プレビューにちゃんとファイルの写真が表示されるから間違いないか確認して、「挿入(S)」ボタンをクリックすれば貼り付け完了。


Shun:どう? 簡単なもんでしょう。

優子:たったこれだけの操作でできちゃうのね。思ってたよりずぅ〜っと簡単。出来上がりをみてみたいわ。

Shun:いまから見てみようね。これが、カレンダーの完成品。


優子:わぁーっ!キレイ。\(^o^)/ 苦労してきたかいがあったわ。先生、写真もピッタリの大きさに収まってるしね。

Shun:いや、写真を貼り付けたときは、こんなにピッタリの大きさじゃなかったんだけどね、サイズを調節してちょうどいい大きさにしたんだ。

 貼り付けた写真をクリックすると、四隅と辺の中央に小さな四角が表示されるから、そこをマウスでドラッグしてやると縦横任意の大きさに伸縮させることができるんだよ。

優子:先生、今日は長時間どうもありがとうございました。(*^。^*)

Shun:じゃあ、次の回は印刷の指定方法をやるからね。いつものことだけど、とくに今日はたくさんのことを勉強したから、復習を忘れないように。分からないことがあったら、いつでもいいから質問してね。

優子:わかりましたぁ。先生、次回もよろしくお願いしま〜〜す。m(_ _)m



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