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主婦のための Excel 入門講座

(Excelでカレンダーを作ろう)

第4回 カレンダーの印刷

今回の主な内容 
Step6 印刷の指定
 (1) 印刷範囲の指定
 (2) 印刷内容の指定
Step7 仕上がりの確認
Step8 印刷の実行


Step6 印刷の指定

Shun:今回は、カレンダーの印刷方法について説明するね。
優子:いよいよ印刷ね。私のオリジナルカレンダーの完成。嬉しいなぁ \(^o^)/

(1) 印刷範囲の指定 
Shun:印刷するには、まず、シートのどの部分を印刷するかを決めてやる必要があるんだ。そうしないと要らないところまで印刷されてしまうからね。前にも言ったけど、「どこで」「なにを」「どうする」という手順は何をやってもいっしょなんだよ。
 
優子:はい、先生わかりました。

Shun:印刷の範囲を決めるにも簡単な方法があるから、まずそっちからやってみよう。
カレンダーの部分を選択(セル「B5」から「H22」までをドラッグする)してみて。

優子:先生、ドラッグしようと思ったんだけど、写真のところは余分なところまで選択されて上手く出来ないの。
 
Shun:あっ、そうか。今回は写真が貼ってあるからうまくドラッグできないかもしれないね。そんなときは、写真をクリックして、前回やったように写真の大きさをいったん小さくしておいて、印刷範囲の指定が終わったら元の大きさに戻せばいいよ。

優子:そうなんだぁ。そうすれば苦労しなくても範囲選択ができるってわけよね。

Shun:印刷範囲の選択が済んだら、メニューの「ファイル(F)」「印刷範囲(T)」をクリックして、「印刷範囲の設定(S)」をクリックすると、範囲指定したところが点線の枠で囲まれたね。そしたら、写真を元の大きさに戻しておいてね。

優子:は〜〜い。できましたぁ。


(2) 印刷内容の指定
Shun:それじゃあ、もう一つの方法を説明するね。こんどはメニューを選択してから印刷範囲を設定する方法。ついでだから用紙の大きさの指定とか他の印刷指定の内容もいっしょに説明しよう。

 メニューの「ファイル(F)」「ページ設定(U)」をクリックすると下図のダイアログボックスが表示されるね。このダイアログボックスの各パネルの詳しい内容は、ここに詳しく書いてあるから読んでおくといいよ。

 まず、「シート」パネルのタブ(見出し部分)をクリックしてみて。


Shun:印刷範囲を設定するには、「印刷範囲(A)」の右のボックスの右端に赤丸で囲んだ所(ダイアログボックスを折り畳むボタン)をクリックすると、ダイアログボックスが下図のようになる。


Shun:この状態になったら、印刷範囲を選択(ドラッグ)すると、下図のようにボックスの中に指定したセル範囲が入力される。


Shun:ボックスの右端にある赤丸で囲んだところをクリックすると、元のダイアログボックスが表示される。


Shun:「印刷範囲(A)」のボックスにいま選択した印刷範囲が入力されているね。

優子:ほんとだ。便利だね。その下の「印刷タイトル」って何に使うの?

Shun:ああ、あれはね、シートのデータが縦や横に長くて 1 ページに収まりきらないときに、行見出しや列見出しの部分をどのページにも表示したいときに使う機能なんだ。覚えておくといいね。


Shun:じゃあ他の印刷内容を指定するよ。「ページ」パネルのタブ(見出し)をクリックすると下図のようになってるね。ただし、「用紙サイズ(Z)」のところは、パネルを選択してから用紙一覧を表示したときのものだから、こうはなってないよね。


Shun:ここでは、用紙の向き(用紙を縦に使うか横に使うかを決める。)と、用紙サイズを決める。用紙の向きの「縦(T)」の左の丸いボタンをクリックすると用紙を縦に使うっていう意味なんだ。

 それから、用紙サイズ(Z)」の右のボックスにある▼ボタンをクリックすると、図のように、いま使っているプリンタで印刷できる用紙の種類が表示されるから、該当の用紙をクリックする。カレンダーを「ハガキ」で作るときは、「ハガキ 100×147」と書かれたところをクリックすればいいね。

 指定が終わったら「OK」ボタンをクリックしてね。

優子:先生、「拡大縮小印刷」のところにも「横(F)」×「縦」っていうのがあるけど、あれは何?

Shun:あれはね、1 ページに収まりきらないようなデータを印刷するときに、縦・横を自動的に縮小して、指定したページに収めて印刷する機能なんだ。たとえば、横がA4の幅に収まりきらないときでも、「横(F)」の左にあるボタンをクリックして、横の数字を 1 にしてやると横幅を狭くして 1 ページに収めることができるという機能。

優子:へぇ〜〜 いろいろ便利な機能があるんだねぇ。(゚ー゚)(。_。)ウンウン
先生、他にもパネルがあるけど、印刷の指定はこれでおしまい?

Shun:いや、まだ余白の指定が残ってるけど、ここにある「余白」パネルで指定するより別の方法でやった方がよくわかるから、次のStep7「仕上がりの確認」で説明するね。


Step7 仕上がりの確認

Shun:いままでやってきたいろいろな指定で、カレンダーがどのように印刷されるかを確認する作業だよ。まず、下の図を見て。


Shun:これは「印刷プレビュー」ボタンと言って、印刷状態を見るための画面を表示するためのボタンだよ。画面の左上の方にあるでしょう。そこをクリックすると下図のようにプレビュー画面に切り替わってカレンダーが表示されたね。

 表示内容は、プリンターによっても違うから、優子さんの画面と少し違うと思うけど、気にしなくていいよ。
 写真もカレンダーの部分も途中で切れてしまっているね。それはね、まだ余白の指定をしていないからなんだ。これから余白を調整しよう。


Shun:薄い青みがかった線が縦横に引かれているね。これが余白を調節する線なんだ。
線の上にマウスポインタを合わせて縦の線を左右に、横の線を上下に動かすと余白の幅が大きくなったり小さくなったりするよ。

優子:あっ、線を動かしたら今まで見えなかったところが見えるようになった。

Shun:余白の幅はプリンターによっても違うよ。最近のプリンターは「フチ」なし印刷ができるからね。残念ながら、先生のは古いからハガキを印刷するときは決められた余白が入ってしまうんだ。トホホ

 画面の上の方にちいさな黒い点が並んでいるところがあるね。それはセルの区切り線の位置で、ここもマウスで動かすと区切り線の位置が移動する。つまりセルの幅が広くなったり狭くなったりするわけ。その結果はシートにも反映されるんだよ。

 下図が調整が済んだ画面。さっき言ったように、余白はプリンターによって違うから、先生のプリンターでは下の余白があれ以上狭くならない。



Step8 印刷の実行

Shun:さて、これからやる作業は、カレンダーの印刷。これでこの講座もとりあえず終わりということになるね。あっ、プリンターを印刷できるように準備しておいてね。

優子:ほんとに、最後の最後になっちゃったんだ。どんなカレンダーができるかなぁ。

Shun:何はともあれ、印刷してみよう。例によって、まず、下図を見て。


Shun:メニューの「ファイル(F)」「印刷(P)」をクリックすると、このダイアログボックスが表示される。書いてある項目の意味は、読めば分かると思うけど、念のために説明しておくね。

 「プリンタ」の「名前(M)」の右には優子さんの持ってるプリンタの名前が表示される。もし、2台以上使っているときは、ボックスをクリックすると名前の一覧がでてくるから使うプリンタの名前をクリックすればいいよ。

 「印刷範囲」は、なんページもあるデータを印刷するときに、どの範囲を印刷するかを指定するんだ。

 「印刷対象」は、見てのとおりなんだけど、今回は印刷範囲が指定してあるから、「選択したシート(V)」のオプションボタン(白い小さな○)をクリックすればいい。もし、選択範囲の設定がされていなくて、限られた部分だけ印刷するときは、予め印刷範囲を選択しておいて、「選択した部分(N)」をクリックすることになる。

 すべての指定が終わったら、「OK」ボタンをクリックしてごらん。

優子:先生、カレンダーが印刷できましたぁ。わーっ、感激! (^O^)//パチパチ
どうも長い間ありがとうございました。わたしも Excel が使えるようになったんだぁ。うれしい!

Shun:おめでとう! よく頑張ったね。(^o^)\(^_^)
これから計算式の入力の仕方とか、いろいろ覚えなきゃいけないことは沢山あるけど、早く覚えるコツはね、"自分が必要なもの"を題材にして Excel を使うことが一番なんだ。どうしてかっていうと、"やりたいこと、やらなければいけないことがハッキリしている"からなんだ。

優子:は〜〜い。これからも頑張りまぁ〜〜す。



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